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舞台撮影のビデオ三脚、ビデオ三脚の基礎知識、納得のビデオ動画三脚


2014.7.18
■舞台撮影のビデオ三脚 Review/Remodeling
1.Sony VCT-60AV (VCT-VPR1)  2.LIBEC TH-650HD (TH-650DV)  3.Vinten VB-AP2M (Vision Blue) 雲台
4.GITZO GT3542XLS 脚部 5.ミッドスプレッダーの改造

@ビデオ動画三脚とスチル写真用三脚の違い A三脚ヘッド(雲台)と脚部 Bボール雲台とセンターポール雲台
C耐荷重と適正荷重  Dオイルフリュード Eパーンとチルト Fグランドスプレッダーとミッドスプレッダー
Gカウンターバランス機構 Hスライディング・プレート Iダブルシャンクとシングルシャンク Jバックラッシュ(引き戻し)

 ビデオ動画三脚は、被写体の動きを追いかけて連続的な収録をするために、その操作は滑らかで意のままに動かせる事が求められます。実際にビデオ用雲台を搭載したビデオ用三脚を使用してみると様々な不満が出てきて、何度も買い換え、やっとの事で納得のビデオ三脚に出会う、、、という事を体験しております。特に舞台撮影の場合は、客席が階段状になっていたり、足元の調整をするにも非常に狭くて、しゃがむ事すら難しい事が多々あるため、フレキシブルに設定可能なビデオ三脚が求められます。ゆえに舞台撮影に適したビデオ用三脚ならば運動場や体育館、山の斜面、デコボコの川面や海岸の岩肌等でも難なく使用する事が出来ます。
 そこで、自己流ではありますがビデオ動画用三脚(ビデオ用雲台)の選び方と、現在使用している(使える)機種を、小改造の例も含めて紹介させて頂く次第です。写真やビデオの周辺機器の業界では、しばしば製造終了や販売終了となり、欲しくても入手出来ないパーツ等も多く含まれますが参考にして頂ければ幸いです。
 尚、私たちは三脚の専門家ではなく経験による私見であり、誤った解釈等もあるかも知れませんので、また、使用感や納得度は非常に個人差がありますので当該情報により、如何なる損害が発生しても一切の責を負いませんので予めご了承下さい。

■ビデオ動画三脚の選び方、納得のビデオ動画三脚
ビデオ動画用三脚を選ぶ際のポイント/ビデオ三脚の選び方〜私たちが納得して使用しているビデオ三脚
(1)ビデオカメラの重量に適合した三脚・ビデオ雲台を選ぶ事
 <a> ビデオカメラの重量が600g以下 → SONY VCT-VPR1、SONY VCT-60AV
 <b> ビデオカメラの重量が2kg前後  → Libec TH-650HDVinte Vision Blue(雲台)GITZO GT3542XLS(脚)
(2)出来るだけ軽い三脚にする事
  ・できればカーボン製の三脚を選ぶ。
(3)主な使用場所を想定して欲しい機能の有無をチェックする事。
  ・ビデオ三脚なら、オイルフリュード雲台は必須条件。
  ・平坦な場所での撮影ならグランドスプレッダーが安定します。
  ・出来ればミッドスプレッダーは着脱可能なものを選ぶ。
  ・バックラッシュの量(大きさ)を確かめる事。所有している全てのオイルフリュード雲台で、バックラッシュは起きています。
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小 型
600g以下
3CMOS機 (2kg前後)
機動性重視
3CMOS機 (2kg前後)
操作性重視

■ビデオ動画三脚の基礎知識(用語等)
@ビデオ動画三脚とスチル写真用三脚の違い
瞬間の画像を捉えるためのスチル写真用三脚では、シャッターの衝撃抑制対策が最も重要と思いますが、ビデオ動画三脚では、ズームやカメラの向き、滑らかな動きの映像収録が目的ですので、操作が滑らかで、且つ静止させた時でもピタッと止まる雲台が理想です。そのためにはオイルフリュード(油圧)機構は必須であり、パーン棒から手を放しても向けた方向を維持し続ける雲台が理想です。
    ※パーン棒は雲台に取り付けられていて、カメラの向きを操作するための棒(グリップ)です。
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ビデオ撮影テクニック
A三脚ヘッド(雲台)と脚部
三脚ヘッドは雲台とも呼ばれており、カメラ本体を取り付ける部分で上下左右に向ける事が出来ます。脚部とは、この雲台を載せて固定するための下部を指します。一般的にビデオ三脚といえば、この両者を指している場合が殆どです。
  【例】 Vinten Vision Blue 雲台  GITZO GT3542XLS 脚部
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ビデオ撮影テクニック

Bボール雲台(ビデオ用雲台)とセンターポール雲台
ビデオ三脚では、例外を除いて雲台を水平に設置します。これはパーンする場合に、どの方向でも水平な画面を維持するためであり、素早く水平出しが出来る構造としてボール雲台(ボール・レベラーと呼ばれる場合もあります)があります。ボール雲台は雲台下部のボルトを1か所ゆるめるだけで水平の調整が出来ますが、対してセンターポール雲台(一般的なスチル写真用雲台)は3本の脚ごとに、微妙な長さを調整して固定しなければならないために、水平出しに手間が掛かります。ビデオ用三脚、ビデオ雲台といえば、「ボール雲台」、、、といっても過言では無いと思います。現在、60mm径、65mm径、75mm径、100mm径、150mm径等のボール雲台が発売されており、三脚側の雲台装着部の直径が合致すれば、メーカーを問わずに、脚部とビデオ雲台を別々に選択する事も可能です。
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ボール雲台用 脚部
Libec TH-650 65mm径
ボール雲台
Libec TH-650 65mm径
センターポール雲台
SONY VCT-60AV
 
C耐荷重と適正荷重
耐荷重は、その三脚に搭載可能な最大重量で、適正荷重とは搭載するビデオカメラの理想的な重量を指します。いずれも、メーカーが推奨しているという事で、特に適正荷重は必ずしも理想的な操作が出来るというものではありません。製品ごとの個体差や、カタログ表示はメーカーによってかなりの差がある様です。しかし、良好な操作感を得るために最も重要視すべき項目が適正荷重で、ビデオ動画三脚の選び方、第1関門と考えています。
 
Dオイルフリュードヘッド
オイルフリュードヘッドは、油圧ヘッドとも呼ばれて回転接合部にオイルが封入されおり、滑らかな操作感を生み出しています。ビデオ三脚の滑らかな操作感を求めるなら必須条件といえます。また、高級なsachtler (ザハトラー)三脚ヘッド(雲台)ではギア式のものも発売されていて、優れた操作感を実現しているのですがギアの摩耗による経年変化が懸念される一面もあります。
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ビデオ撮影テクニック
Eパーンとチルト
パーンは水平方向に、チルトは上下方向に、カメラの向きを操作する事を意味します。
 
Fグランドスプレッダーとミッドスプレッダー
      ミッドスプレッダーの改造はこちら Remodeling/Flexible_spreader
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スプレッダーは三脚の脚部を安定させるための支柱、ステーと
でもいいましょうか、グランドスプレッダーとミッドスプレッダーがあ
ります。グランドスプレッダーは、三脚の接地面で3本の脚を固
定する装置で、平らな地面で使用する場合なら最も安定感
が得られますが、音楽ホールの客席の様に階段状になった床
面やデコボコがある場所では全く使用出来ない場合もあり、
現在、ビデオドレッサーでは所有していません。
一方、ミッドスプレッダーの安定感はグランドスプレッダーには
及ばないものの、3本の脚部の中間部で固定する機構となっ
ており、頻繁に撮影場所を変える場合や、デコボコ等の接地
面の状態にかかわらず使用する事が出来ます。
ビデオ三脚のミッドスプレッダーは、着脱可能で伸縮可能なLibec BR-1Sや、ステーの支点部にロック機構を備えて、45度角に固定できるLibec BR-3、BR-3B、MS-2等がありますが、これらは現在、入手困難ですので大切に使っています。
三脚を広げてみたら、場所を取り過ぎた、、、そんな時に、ミッドスプレッダーを45度角に固定すると適度な占有面積になり、非常に便利です。
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ビデオ撮影テクニック
Gカウンターバランス機構
上記Eで説明しておりますチルトに関して、雲台のチルト操作時には、カメラ重量とその重心高、上下の角度によって傾こうとする力が働きますが、この力を打ち消すためにスプリングが内臓されているものを指します。
雲台によっては、このスプリングのチカラを調整できるものと固定のものがあります。
     カウンターバランス関連動画はこちら
 
Hスライディング・プレート
雲台にカメラを搭載した際に、カメラの重心を前後に調整するための機構で、カメラを取り付けるシュー・プレートを前後にスライドさせて調整します。正しく調整されていなければカウンターバランスも正しく働かずに、例えば前(レンズ側)が重たければ、パーン棒から手を放すとお辞儀をしてしまったり、逆に後ろが重たければ空を仰ぐ事になります。
   スライディング・プレートの改造 (Libec TH-650HD)
 
Iダブルシャンクとシングルシャンク
カメラの向きを上下左右に操作するビデオ動画三脚では、特に左右の動きの際に発生するネジレを防ぐために、脚部は1脚ごとに細い2本のパイプが使用されている場合が殆どです。これをダブルシャンクと呼び、対してスチル写真用三脚では太い1本のパイプの場合が殆どで、こちらをシングルシャンクとよんでいます。これらは雲台の油圧粘性を柔らか目に調整すると、ネジレの発生を抑える事が出来、必ずしもダブルシャンクでなくともビデオ動画用として運用出来ると考えています。最近、メイン・カメラ用三脚は、シングル・シャンクの脚部(GITZO GT3542XLS)と75mmボール雲台(Vinten Vision Blue)で運用する事が増えています。
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Jバックラッシュ(引き戻し)
ビデオ動画三脚で、カメラの向きを上下左右に操作して静止させた時に、少し元の方向に引き戻される場合があります。この現象をバックラッシュとよびます。上下方向の操作、つまり、チルト操作時に引き戻される場合は、カウンターバランスの調整とスライディング・プレートの前後調整によって解消する事が出来ます。左右方向の操作、つまり、パーン操作時に引き戻される場合は、オイルフリュード(油圧)機構に起因するものと、脚部のネジレによる複合的な要因によって起こると思われ、その度合いはメーカーや機種によって異なりますが、この現象=バックラッシュ(引き戻し)はカメラマンにとってはストレスの種となります。また、望遠側では顕著に起こりますので、ビデオ動画三脚を選ぶ際にはズームを最望遠にして、少しだけ動かし、静止して手を離した後の引き戻し具合をチェックして選びたいものです。

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ビデオ撮影テクニック